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デビューして人気を集めるためには、大手事務所に入るべきと考えがち。
しかし、K-POPアイドルの中には名前も知らないような小さな事務所から、デビューの夢を叶えた方がたくさんいるんです。
そこで今回は、小さい事務所からデビューを果たしたというK-POPアイドルをご紹介しましょう。
韓国の中小事務所からデビューした6組のK-POPアイドルをご紹介します。
2016年にデビューを果たした女性アイドルグループ「MOMOLAND」。
MOMOLANDの所属事務所はMLDエンターテインメントで、当時はダブルキックカンパニーという会社名でした。
事務所自体の創立が2015年であり、まさに事務所と共にK-POPアイドルが成長したといっても過言ではありません。
ちなみに創立者は、K-POPアイドルグループ「Girl’s Day」の元マネージャーさんであることでも知られています。
2017年にデビューを果たした男性アイドルグループ「HIGHLIGHT」。
HIGHLIGHTは、元々BEASTというグループ名で活躍しており、日本でも高い知名度を誇っていました。
その後、当時所属していたCUBEエンターテインメントとの契約を終え、メンバー全員が出資者となり「Around Usエンターテインメント」を設立し、HIGHLIGHTにグループ名を改め再デビュー。
今後新しいグループがデビューするという噂もありますが、現在の所属アーティストはHIGHLIGHTだけとなっています。
2012年にデビューを果たした女性アイドルグループ「EXID」。
EXIDの所属事務所は「バナナカルチャー」で、K-POPアイドル事業だけでなくドラマ制作やインターネット事業、さらには油田開発なども手掛けています。
最近ではオーディション番組「PRODUCE48」に練習生を出演させるなど、アイドル育成にも力を入れています。
K-POPアイドル界では中小事務所というイメージですが、会社としてはかなり大きい規模の会社になります。
2011年にデビューを果たした女性アイドルグループ「Apink」。
現在は「Play Mエンターテインメント」に所属していますが、デビュー当時はCUBEエンターテインメントの子会社「A CUBE」に所属していました。
その後「A CUBE」は「plan Aエンターテインメント」に社名を変更しましたが、FAVEエンターテインメントとの合併により「Play Mエンターテインメント」に再び社名を変更。
そのため、Apink自体が事務所を転々と移籍したというわけではありません。
2014年にデビューを果たした女性アイドルグループ「MAMAMOO」。
MAMAMOOの所属事務所は「RBWエンターテインメント」です。
MAMAMOOのデビュー後、ONEUSやONEWEもデビューを果たしており、今ではK-POPアイドルを目指す人が憧れる事務所へと急成長。
その人気を証明するかのように、2020年3月には自社ビルの購入も発表しています。
K-POPアイドル事業だけでなく、幅広い事業で資産運用をしている事務所です。
2016年にデビューを果たした女性アイドルグループ「宇宙少女」と、2019年にデビューを果たした女性アイドルグループ「EVERGLOW」が所属しているのが「YUEHUAエンターテインメント」です。
こちらの事務所は他の韓国芸能事務所とは異なり、拠点を中国に置いているのが特徴。
韓国には支社を設立しており、K-POPアイドル事業に力を入れています。
韓国内だけでなく世界で活躍するアイドルグループを目指しているため、多国籍のメンバーが所属しているんです。
IZ*ONEのチェ・イェナや元SUPERJUNIORのメンバーであるハンギョンも、同じ事務所に所属していることで知られています。
小さな事務所からでもデビューを果たすことができたK-POPアイドルも、多くいることが分かりました。
しかし、現在デビューしているK-POPアイドルの中には「元々はSMエンターテインメントに入りたかった」「YGエンターテインメントのオーディションに落ちた」という方も多いんです。
では、なぜみんな大手事務所に入ることを希望するのでしょうか?
韓国の大手事務所と中小事務所の一番の違いは、練習生がダンスや歌を学ぶ環境の違いにあるんです。
3大芸能事務所と呼ばれているような大手事務所では、練習生たちが学びやすい環境が整っています。
練習生専用のレッスンルームがあることはもちろん、SMエンターテインメントでは男性と女性が同じレッスンルームを使うことすらありません。
また、大手事務所では歌やレッスンの他にMCの勉強や演技の勉強もしています。
K-POPアイドルとしてデビューはするものの、多方面でその才能を生かすことができるよう、練習生時代から幅広いジャンルを学ぶのが特徴。
その一方で、中小事務所では金銭的な問題から歌やダンスだけを学ぶということが多く、レッスン室が1つしかないということも珍しくありません。
そして、韓国の大手事務所と中小事務所ではデビュー後の活動規模も異なります。
大手事務所の場合はデビュー前から注目されているだけあって、デビュー後の人気はほぼ確約されているようなもの。
特に3大芸能事務所と呼ばれているSMエンターテインメントやYGエンターテインメント、そしてJYPエンターテインメントでは、デビュー直後に人気が急降下したというグループはいません。
どのグループもデビュー直後から多くのファンがいるだけでなく、カムバックやイベントなど安定した活動を行うことができます。
一方、中小事務所ではデビューショーケースで注目は浴びるものの、その後全く活動がないということも多いですね。
また、カムバックまでの期間がとても長く、それでいてアイドルであるため私生活が制約されてしまうためストレスが溜まりがち。
最近では、中小事務所に所属するK-POPアイドルが活動がないことへの不満を爆発させ、脱退や解散をすることも増えてきました。
大手事務所と中小事務所の違いを知ると「絶対に大手事務所が良い」と思いがち。
しかし、韓国では元々中小事務所から大手事務所になることもありえます。
その代表といえるのが「BigHitエンターテインメント」。
BTS(防弾少年団)やTOMORROW X TOGETHER(TXT)が所属している芸能事務所であり、現在は3大事務所の仲間入りをするまでに急成長しています。
元々男性練習生しかいない事務所でしたが、BTSやTXTの人気により大きな事務所に成長したため、今後女性K-POPアイドルグループのデビューが計画されています。
このように、元々は小さな事務所であってもデビューしたアイドルグループの力によって、大手事務所になることも考えられます。
そのため、事務所の規模で入りたい事務所を選ぶよりかは、自分の目指す方向性に合っているかどうかで検討するのがおすすめです。
中小事務所からデビューを果たしたK-POPアイドルグループをご紹介しました。
中小事務所も大手事務所もそれぞれに良さがあるため、事務所選びは特に慎重に行う必要があります。
みなさんも、気になったアイドルグループの所属事務所をぜひチェックしてみてくださいね。