意外と知らない韓国の食文化！どんな特徴があるの？

2020年6月22日

日本でも大人気の韓国料理。しかし、意外と韓国の食文化を知らない人も多いのではないでしょうか？そこで、もっと韓国を知って好きになってもらうために、韓国の食文化についてご紹介していきます！

■目次■

韓国の食文化とは
韓国の食事マナーと日本との違い
韓国の文化を尊重しよう！

韓国の食文化とは

韓国料理が好きという人は多いのではないでしょうか。

サムギョプサルやチーズダッカルビ、ビビンバや冷麺など美味しいものがたくさん揃っています。

韓国は日本と同じく主食はお米ですが、韓国料理と日本料理は全く違いますよね。

隣の国でも、こういったように食事に違いがあるんです！

また、食事マナーにも大きな違いがあります。

一体どんな食事マナーがあるのか、さっそく見ていきましょう！

韓国の食事マナーと日本との違い

韓国料理は好きだけど、韓国の食事マナーや日本との違いにはどのようなものがあるのでしょうか。

文化は他国を知る上でとても重要なので、1つずつ詳しくご紹介していきます。

箸やスプーンは縦に置く

日本では、ご飯を食べるとき箸を横に置きます。

しかし、韓国の場合は箸とスプーンをセットにして縦に置くんです。

ここで重要なのは、セットにはなっていますが、2つ同時に使うのはマナー違反ということ。

また、スプーンを左、箸を右に置くのが正しい置き方になります。

韓国ではご飯もスープも主にスプーンを使って食べるので、使いやすいように左に置くんだそうです。

箸とスプーンの使い方

基本的に日本ではほとんどの料理を箸を使って食べますが、韓国ではご飯もスプーンを使って食べます。

ご飯や汁物はスプーン、汁気の無いおかずは箸を使うのだそう。

そして、重要なマナーがもう1つ。

箸休めをするときは、箸を器の上に置くのではなく直接食卓の上に置きます。

日本ではお皿や箸置きなどの上に置くことが多いかと思いますが、韓国では違うので気をつけましょう！

座り方

今では、あまり座卓のお店を見ないかもしれませんが、韓国では椅子でない場合マナーがあります。

韓国の時代劇でも見られるように、座る際、男性はあぐら、女性は立て膝が正しい座り方。

韓服を着るのが習慣であったため、服がきれいに見えるようにや動きやすいようにと、そのような座り方が定着しました。

現在は韓服を日常的に着ることはありませんが、今でも座卓の席に座る際は、あぐらか立て膝が一般的なようです。

目上の人を敬う習慣

韓国は上下関係が厳しいというイメージがありませんか？

実は、儒教の精神に基づいているんです。

年長者に対する敬意や配慮は、日本よりもしっかり根付いています。

そのため、食事をする際も目上の人がいる場合は先に食べてはいけないんです。

また、タバコも極力避けた方が良いでしょう。

器も持たないで食べる

器を持たないでご飯を食べていると、日本では行儀が悪いとなりますよね？

また、顔を食器に近づけて食べると、犬食いとされてマナーが悪いです。

しかし韓国では全く逆で、食事をする際は器を置いたまま食べるのが一般的。

韓国では出来立て熱々のまま食べることが好まれるので、熱を通しやすいステンレスでできた食器が多いんです。

熱くて持てないことから、器は置いたまま食べる認識が根付きました。

音を立てても良い

日本で音を立てて食べると、行儀が悪い、汚いと思われてしまいます。

しかし韓国では、音を立てることでご飯を美味しく味わっていることを意味します。

同様に、音を立てるすすり文化があるように、音を立てて食べることに良いイメージがあるんです。

文化を知っていくと、違いだけではなく共通点が見えてくるので面白いですよね！

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箸渡しをしても良い

韓国ドラマを見て驚いた方もいるのではないでしょうか。

日本で箸渡しは、お葬式で行われることなので食事では厳禁。

しかし、韓国ではそういったマナーがないので、箸から箸へ渡してもマナー違反にはなりません。

ねこまんまがOK

汁かけご飯はマナー的に良くないといわれており、日本ではほとんど見かけないと思います。

一方韓国では、クッパという人気の韓国料理があります。

まさにこれがねこまんまなんです！

日本だとなかなかできないので、日本でクッパを食べられるのは嬉しいですよね。

韓国では、クッパ以外にも汁物にご飯を入れて食べているのがよく見られます。

取り分けずに直接箸で食べる

日本では取り分け用の箸やお皿を使うのが一般的ですが、韓国では大皿や鍋などから直接箸で取りそのまま食べるんです。

韓国では人と人との距離感が近く、それほど避けられてはいないようです。

お酒の注ぎ方

まずは年長者からお酒を注ぎます。

注ぐ際に、右手でお酒を持ち、左手を右腕に添えます。

これは韓服の袖を抑える仕草が今でも残っているからです。

そして、注ぎ足しに関してはお酒を飲み終わってから。

年長者からお酒を注いでいただく場合は、グラスを両手で持ちましょう。

目上の方を敬う文化が根付いているので、お酒の席では特に気をつけなければいけません。

お酒の飲み方

韓国ドラマが好きな方は、お酒を飲むシーンを見たことがあるのではないでしょうか。

お酒を飲む際は、必ず横を向いて左手で口元を隠しながら飲みます。

日本のように正面を向いたまま飲むのは、あまりよろしくないです。

年長者に対する敬意は、儒教の教えが今でも生きている証拠ですね。

食べ物は残すのがマナー

ご飯は食べきるのが普通だと思われがちですが、韓国では「足りないのかな、もっと欲しいのかな」と思われてしまいます。

そのため、少し残した方が満足だということが見てわかり、好意的に捉えてもらえるんです。

しかし、食堂やレストランに行った際はあまり気にしなくても大丈夫。

韓国人のお家でご飯を頂く際は、少し残すのが良いでしょう。

韓国の文化を尊重しよう！

日本で当たり前だと思っていたことが、韓国では違うということが多いです。

生活の中で、固定観念や偏見で物事を見てしまうことがあるかと思いますが、それらを無くすためにはまず文化を知り理解することが大事。

これを機に、韓国の食文化をマスターしちゃいましょう！