K-POPアイドルが好きなら「スタースポーツ選手権」は絶対見ておくべし!

2021年5月10日
スタースポーツ選手権とは
K-POPアイドルが好きなら多くの人が知っている「スタースポーツ選手権」を紹介します。この番組の見どころや、おすすめの部分、何をするのか、どういったアイドルが出演するのか、問題点などもご紹介していますよ!
                       

「スタースポーツ選手権」はどんな番組?

 

韓国の祝日、秋夕(チュソク)とソルナル(旧正月)に放送される、アイドルがスポーツで競う番組です。

韓国では아육대(アユクデ)と略語として呼ばれることが多く、正式な名称は「アイドル陸上選手権大会」という名前。

2010年の秋夕(チュソク)に初めて放送されたのですが、好評を得てソルナル(旧正月)にも放送されることになり、今でも放映されています。

種目は60メートル短距離走、アーチェリー、相撲、新体操、エアロビクス男子団体戦、ボーリング、投球、乗馬、400メートルリレー走、eスポーツ(ゲーム)で合わせて10種目。

eスポーツはコロナ対策のために2019年に新しく作られた種目です。

 

どういったアイドルが出演するの?

 

基本的にどんなアイドルでも参加可能になってますが、PDから指名されたら出演しなければならないという暗黙のルールがあります。

人気アイドルなら必ず指名され、新人アイドルは有名になるために参加することが多いです。

今まで出演したことがないアイドルはほとんどいないですが、少女時代とBIGBANGは、それぞれヒョヨンとスンリだけ出演してグループとして参加したことはありません。

また、少女時代のメンバーやIUのように、参加はしなくても選手宣誓のみのアイドルもいます。

スケジュールが合わなかったり、忙しかったりする場合は出演を断っても大丈夫だそうです。

 

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番組の見どころとおすすめ

 

やはりこの番組の見どころは、ファンからすると自分が推しているアイドルの活躍している姿になります。

一般的に、たくさんの有名なアイドルが運動会をしていて「アイドルって意外と運動神経がいいんだ」と思うくらいで、軽く視聴することがおすすめです。

ファン以外の人にとって、この番組のイメージは秋夕(チュソク)とソルナル(旧正月)に気軽に家族で見れて、面白いと思うでしょう。

K-POPアイドル好きのファンにとっては、アイドルの活躍を見られる大きな祭りのようなものですね。

この番組の本当のおすすめの部分は、好きなアイドルがメンバー達や他のアイドルと仲良くしている姿や、ジャージ姿がかっこよかったり、意外と運動神経があったり、なかったりするところを注目して見ることをおすすめします。

新人アイドルの場合、編集されることも多いため、観客として現場で観た方がいいでしょう。

「スタースポーツ選手権」は、普段長い時間アイドルを見るチャンスがなかなかないので、自分が推しているアイドルや他のアイドルの違う姿が見られるというのが大きなメリットなんです。

実際、アイドルは運動選手ではないので、出場して結果を出すというのが目標ではありません。

好きなアイドルとこの大会を楽しみ応援して、ファンとメンバーが意気投合できる、思い出作りのようなものだと言われています。

 

「スタースポーツ選手権」のイメージと問題点

 

スタースポーツ選手権は親世代が大型連休に子供や孫と楽しく話せるように、ネタを見つけるために見るものというイメージが強いです。

ファンとアイドルからすると問題が多い番組ですが、上記の理由で視聴率が高いため、中止にもならなければ、改善もされていません。

その問題点についても少し説明させて頂きます。

 

①逆チョコン(逆貢ぎ物)文化(역조공 문화)

 

逆チョコン文化はアイドルがファンに感謝の気持ちを込めてお弁当をごちそうするなど、プレゼントするという意味です。

本来は、観客として集まったファン達に放送局からお水やお弁当を提供しなければならないのですが、アイドルが負担しているということで問題になっています。

「スタースポーツ選手権」の撮影が終わった後、口コミが上がってくるのですが、どのアイドルがファンに一番優しかったのか、差し入れお弁当に手書きのメッセージはあったのかなどで比べられるので、アイドルは毎回大きいプレッシャーを感じるそうです。

更に、新人アイドルはまだ会社から清算されていない赤字の状態なのに、ファンにご飯やお菓子を奢らなければならないので負担が大きいでしょう。

新人アイドルはこういう大きい番組に出演し、有名になるために結果を出さないといけないというプレッシャーも大きいそうです。

 

②負傷してもしっかり対応してもらえない

 

アイドルはアスリートではないので、普段のダンスの練習だけの運動量だと種目によっては体力が追い付かないこともあってどうしても負傷者が出てしまいます。

元アスリートだったとしても、今までその時の運動量を続けてきたわけではないので、ファンからすると心配になるそうです。

一般人からするとアイドル達の運動会にしか見えないこともなくはないですが、実際、オリンピックみたいに厳しく試合が行われるので、アイドルには負担が大きいでしょう。

実際、2016年フットサルでたくさんの負傷者が出て、2019年にはIZONEのメンバーチェウォンが予選のリレー走の時にこけて負傷しかけた件もあるくらいです。

以前から負傷者は多く、現地に医者もいなかったため、ファン達の不満の声が上がっていましたが、2016年のフットサル負傷者件が大きく問題になったので、医者や看護師、救急隊員を派遣することが決定し、現在に至ります。

 

③撮影環境が整っていない

 

ファンは入場開始前の夜中からずっと列に並んで、10時にやっと入場確認を受けてからも、立ったり座ったりで3時間以上待ってから中に入れるそうです。

ソルナル(旧正月)と秋夕(チュソク)はそれぞれ1~2月、9~10月で寒い時期に撮影。

この時期に撮影するアイドルも大変で、外で待って、寒い室内でアイドルを応援するファンも大変です。

ファンは入場前に、廊下で待機するのですが、まるで兵役中の軍人のような扱いをされて、アイドルは撮影中にも関わらず、次の試合の前に座っていられるところがなくて、ろくに休めないのが現実。

ギャラもそんなに高くないので、放送局は逆チョゴン(逆貢物)から環境までファンとアイドルにひどい仕打ちだと批判されています。

自分の好きなアイドルが「スタースポーツ選手権」に出演することが決まると、嬉しいけど心配の方が大きいそうです。

 

観客として行った時の注意点

 

撮影環境もよくなければ、スタッフも厳しい方々が多いという噂なので、3つほどの注意点があります。

 

①暖かい格好で行くこと

 

韓国の秋と冬の寒さは日本だと北海道並みなので、温かい格好と必ず毛布を持って行ってください。

撮影が終わるまで外に出ることも不可能で、トイレに行くことも自由に決めれないので、食べ物や一日必要な物は全部揃えて持って行った方がいいでしょう。

 

②スタッフの指示に従うこと

 

スタッフは厳しい方々が多いようですが、ルールを破らない限り追い出されたりはしませんので、スタッフの指示は従いましょう

携帯を見ることも禁じられることが多いです。

 

③許可無しに写真を撮らないこと

 

アイドルホンマ(クォリティーが高い写真技術でアイドルの写真を撮っているアイドルオタク、もしくはアイドルと繋がっている人を指す言葉で、韓国語では홈마と呼ばれる)は上手く隠して写真を撮ることが可能ですが、一般人には難しいので許可無しにはなるべく携帯を触らないようにしましょう。

許可無しに写真を撮ってしまうと、ルール違反になるので追い出される可能性が高いので気を付けてください。

 

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色んな問題があっても大人気の番組

 

ファンからすると色々問題が多いですが、大型連休に集まる家族たちにとっては面白いバラエティ番組です。

新人アイドルも有名になれるチャンスで、ここで結果を出さなくても、出演しただけで音楽番組にも出られるのである意味得する番組だとも言えます。

有名なアイドルはメンバーと番組をきっかけに結束力を高めて、他のアイドルとも仲良くなれるチャンスなので、全てが悪いとは言えないです。

悪いところは少しずつ改善されているので、いつかファンにもアイドルにもいい環境で楽しめる番組になるといいですね。

みなさんも大型連休に見てみてはいかがでしょうか?

好きなアイドルをおもいっきり応援して楽しみましょう。